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キラリク2019掲載 世界レベルの表面処理技術で、幅広いニーズに対応しグローバルな企業を目指す

2018年12月01日

代表取締役 三浦 智成 さん

当社は創業72年の、自動車、半導体、電子部品、建築資材など広範な分野にわたる表面処理技術に取り組む企業です。昔は「めっき」というと装飾が主な目的でしたが、近年は防錆や抗菌など多様な機能性が求められております。そうしたニーズに応えるため、研究開発部門の充実をはかり、長年培った技術をベースにさらなる新たな技術開発に力をいれているのが当社の特徴です。

今、注目されているのは東北大学病院と共同開発した医療用器具を洗浄する薬剤です。これは私どもの表面処理の前工程の技術を応用した新製品で、素材を傷つけずに異物を取り除くことができるため、消毒前のブラッシング作業がまったく必要なくなったと、医療現場からたいへん好評を得ています。これは表面処理にとどまらない新たな技術開発の一例です。

現在、フィリピンに生産工場があり、世界的なメーカーの電子通信や自動車関連の表面処理の量産体制を確立しています。表立って知られることはないのですが、なかには当社製品が世界シェア8 割を超える部品もあります。

3 年に1 度、社員旅行で海外に出るのが恒例なのですが、2017 年は全社員でフィリピンに行きました。それまでも人材交流はあったのですが、よりいっそう現地への理解が深まり、今では貧困地域の支援などの社会貢献にまで活動が広がっています。地域貢献については、ここ宮城でも小学校に出張して理科支援授業を行っています。日本は技術力で発展した国ですから、次代をになう子供たちが「ものづくり」に関心を持ってくれたら嬉しいですね。

世界水準をリードする独創的な技術力と、会社も地域も含めて人を大切にする家庭的な雰囲気が社風です。実際に離職率も非常に低いのです。女性が働きやすい環境整備にも努めており、実際に多くの女性が活躍しています。KDEC は、地元発信のグローバル企業です。働き甲斐のある職場で、将来の夢を広げてみませんか。

https://tohoku-uij.jp/report/miyagi/kedc.html